NHKドラマ”透明なゆりかご”の第2話のあらすじについて書いています。
ネタバレを含みますので、ご了承ください。
1話のあらすじから見る場合は以下の記事からどうぞ。
>>【無料視聴方法あり】透明なゆりかごの1話のあらすじとネタバレ【ドラマ】
目次
透明なゆりかごの前話のおさらい
由比産婦人科でアルバイトとして働くことになったアオイ。
勤務初日から、人工妊娠中絶と、出産どちらも立ち会う経験をする。
「しんどい。私すぐ辞めちゃうかも。」
帰宅後、母親にそう嘆くアオイだったが、
赤ちゃんの一生懸命生きようとする姿勢と可愛さを肌で感じ、次第に仕事にやりがいを感じていく。
ある出産を終えた女性が突然院内から姿を消した。彼女が産んだ子は不倫相手との子だった。
産めば私のところに来てくれる、そんな思いを抱いての身勝手な出産だったが、現実は不倫相手との溝を深めただけだった。
ーーー
前回の見どころは、この不倫相手との間にできた子に、女性はどうやって向き合うのかというところでした。
第2話のキャスト一覧
登場人物 | 出演キャスト |
青田 アオイ(主人公) | 清原 果耶 |
由比 朋寛(院長) | 瀬戸 康史 |
望月 紗也子(アオイの先輩) | 水川 あさみ |
榊 実江(婦長) | 原田 美枝子 |
女子高生 | 蒔田 彩珠 |
菊田 里佳子 | 平岩 紙 |
町田 真知子 | マイコ |
透明なゆりかご第2話のあらすじ(ネタバレ有)
〈第2話 ”母性ってなに”〉
里佳子の病気
「妊娠経過は順調です。」
そういって院長は、9週に入る赤ちゃんのエコー写真を里佳子に手渡した。
彼女は、1型糖尿病を患っている。網膜症で視力の低下がみられ、腎臓の機能も低下し始めていた。
彼女の病気は深刻で、悪化した場合、人工透析になる可能性も0ではない。失明する可能性もある。
妊娠も本来は難しいといわれている中できた子だった。
そしてそんな重要な既往歴を、彼女は問診票に書かなかった。
「中絶するなら、家族に知られないうちにと思ったので。」
里佳子は静かに答えた。
捨てられた、赤ちゃん
アオイは、妊婦検診に来ていた町田さん(準レギュラー的な人)に、母子手帳を渡し忘れたことに気が付き、慌てて外に飛び出した。
すでに動きだした町田さんの夫が運転する車をなんとか制止し、手渡すことができてほっとする。
走り出した車を見送ると、どこからか猫の声がした。
鳴き声のする方へ目をやると、院の敷地内に数匹の猫が集まっていた。
猫のそばには白い紙袋が置いてある。
「…捨て猫?うちは動物病院じゃないのに。」と言いながら紙袋の中を覗き込む。
中を見たアオイは、言葉を失った。
・・・・・・・・
「あと少しほっとかれていたら、危なかった。青田さん、この子の命の恩人ね。」
袋の中にいたのは猫ではなく、血とへその緒の付いた赤ちゃんだったのだ。
そのままアオイは家族が見つかるまでこの赤ちゃんの担当をすることになる。
アオイがミルクをあげようとすると、赤ちゃんと目が合った。赤ちゃんのキラキラした目に完全に心を射抜かれたアオイ。
お世話をしていくうちに、アオイは次第に赤ちゃんに対して母性のような特別な感情を抱いてしまう。
それを近くで見ていた望月さんは、あまり赤ちゃんに入れ込まない方がいい。と釘を刺した。
その約二週間後、赤ちゃんの家族が産婦人科に来た。
突然の出来事に、アオイは戸惑いを隠せなかった。
アオイはゆっくりと赤ちゃんをつれてその家族の元へ向かう。
カーテン越しまで来たとき、家族と院長の話声が聞こえた。
そこにいたのは、女子高生が一人と、その子の両親。
何と赤ちゃんの母親は、女子高生だった。
娘の体調不良を不審に思った両親が病院に連れていき、出産していたことが発覚。
彼女は、親に内緒で出産し、産婦人科に捨てたのだった。
赤ちゃんと対面しても「知らないそんな子!どっかやってよ」という彼女の身勝手な言い分に、アオイは怒りで震えた。
女子高生の両親は、責任をもってこの赤ちゃんを引き取るといった。
勝手に産んで、ごみみたいに勝手に捨てて。あの人は何もわかってない。なんでそんな人に渡さないといけないのか。
アオイは、後に不満を望月さんにぶつけた。
「でもは産んだのはあの子で、あなたはただの看護助手。
赤ちゃんだけを見ちゃだめよ。」
望月さんの言葉がアオイに重くのしかかった。
里佳子の本当の気持ち
「すみません、やっぱり嫌です!!」
「赤ちゃん、おろしたくないです!!」
突然廊下に響く声。里佳子だった。
「リカちゃん、気持ちわかるけど、リカちゃんの体が一番なのよ。」
旦那さんと、彼女のお母さんと話し合って中絶を決めたが、突然おろしたくないと拒否する里佳子。
旦那さんも、里佳子の体を理解し、もともと2人の間に子供は持たないと決めていたはずだった。
しかし、実際妊娠したことで彼女の中で考えが変わった。いや変わったのではなく、ずっと心で押し殺していた気持ちだった。
今までたくさん我慢してきた。いるだけでいいといわれてきたが、何もできないのは辛い。神様がくれた最後のチャンスだ。という里佳子に、家族は困惑する。
もしこのまま妊娠を継続すれば、失明するかもしれない。人工透析になるかもしれない。
現状を説明する院長に里佳子は「大丈夫です、私大丈夫です!」とかぶせるように言った。
院長は一息置いてこう言う。
「その”大丈夫”というその言葉に、あなたは責任が取れますか?
1型糖尿病という病気はあなたには何の責任もない。よく頑張ってこられたと思います。
しかし、今回の妊娠は違います。
出産は、あなたの存在意義を確かめるためにするものではありません。」
その言いように激怒する母親と夫。
里佳子は泣きそうになりながらうつむいた。
赤ちゃんの決断を迫られている間もどんどん病気は進行していく。網膜は出血し、片目に眼帯をする里佳子。
彼女は最後、どう結論を出すのだろうか。
第2話の感想と見どころ
今回のお話は、2つの話が同時進行していく回でした。
今回のお話に出てきた、病気でも自分の子供が欲しいと願う里佳子さんと、赤ちゃんを一人で産んで捨てた女子校生。
なんか対照的な2人ですよね。
女子高生は、一見非常に身勝手で最初は私も見ていて胸糞でした。
その女子高生は、自宅のお風呂場で隠れて出産します。
そのあとバレないように赤ちゃんをタオルにくるんで、重い体を引きずって、わざわざ遠い産婦人科まで自転車で向かっていくシーンがあります。
なんども途中で倒れそうになります。
「どっかやってよ」と口では言っていましたが、いらない子供に果たしてそこまでするでしょうか。
ここなら、この子を何とかしてくれる。生かしてくれる。と思ったのか。いらないと言ったのは、嫌な記憶が蘇るからなのか。
その辺の描写はないのでわかりませんが、ふらふらになりながら産婦人科に向かうそのシーンにすべてが詰め込まれていました。
里佳子さんは、今まで病気のせいでたくさん諦めてきました。
今までも病気と向き合い頑張ってきた。いるだけでいいと言ってもらえる。ありがたいはずなのに、辛い。自分の存在価値について考える里佳子さん。
そこでわかった妊娠に、今まで押し殺していた感情が爆発します。
その里佳子さんの「産みたい」とは誰の為なのか。
お腹にいる子供の為なのか。
それとも、子供を授かった自分に存在価値を感じたいからなのか。
院長は、「妊娠はあなたの存在意義を確かめるためにするものではない」という辛辣な言葉を投げかけます。
それだけ病気は深刻で、決断は慎重にしてほしいという院長の想いをあえて厳しい言葉にしたんですね。
そして里佳子さんは、院長に言われたことは確かにその通りだ、と認めます。
認めた上で、冷静になった上で改めて結論を出します。
この結論に至るまでに、きっとものすごい葛藤があったに違いないんだろうなと考えるとここは涙なしには見られませんでした。
透明なゆりかご2話はUNRXTで無料で視聴できます
透明なゆりかごの2話は、UNEXTで無料視聴ができます。
登録してもひと月以内に退会すれば料金かかりません。
ご検討されてる人は入会前に以下の記事にて注意点書いてますので、読んでいただけると嬉しいです。
>>U-NEXTの更新日に隠された二重請求の落とし穴を超わかりやすく解説【知らないと損】
(見るだけ見てすぐ退会する予定の人、または退会時に月をまたがない場合は読まなくてもOK)
2話は、完全に泣かせにきてる
2話は、普通に泣きました。
私はどっちかというと涙もろいのであんま参考にならないかもですが。
それぞれの”母性のかたち”がこの話に詰まってます。
ぜひ、興味がわいたら見てみてください!!おすすめです!