NHKドラマ”透明なゆりかご”の第4話のあらすじについて書いています。
ネタバレを含みますので、ご了承ください。
3話のあらすじから見る場合は以下の記事からどうぞ。
>>【無料視聴する方法あり】ドラマ「透明なゆりかご」3話のあらすじとネタバレ
目次
第4話の登場人物一覧
登場人物 | 出演キャスト |
青田 アオイ(主人公) | 清原 果耶 |
由比産婦人科の院長 | 瀬戸 康史 |
望月 紗也子(アオイの先輩) | 水川 あさみ |
榊 実江(婦長) | 原田 美枝子 |
町田 陽介(真知子の夫) | 葉山 奨之 |
町田 真知子(出産を控えた妊婦) | マイコ |
透明なゆりかご4話のあらすじとネタバレ
※以下ネタバレを含みます。
〈第4話 産科危機 〉
「おめでとうございます~!」
真知子の夫である陽介の立ち合い分娩の中、無事に真知子は赤ちゃんを出産した。
そこにいた全員が喜びにあふれていた。
すっげ~!ちっちぇ~!と言いながら赤ちゃんを嬉しそうに見つめる陽介。陽介はさっそく赤ちゃんを抱っこするが、手がぎこちない。
そこまではすべてが順調だった。
真知子の子宮からの出血がなかなか止まらない。院長はいろんな手を使って子宮の収縮と止血を試みるが、その後も出血は止まらなかった。
最終的に出血は2000㎖をこえ、真知子は意識を失ってしまう。
親に出産が無事に終わったと報告の電話をしていた陽介にアオイは現状を伝える。
陽介は、先ほどまで元気だったはずのぐったりした真知子を見て、急な展開に頭が付いていかなかった。
搬送先へ向かう救急車に乗りながら、陽介はずっとマーちゃん!マーちゃん!起きて!と懸命に真知子の名前を呼び続けた。
そして、搬送先での懸命な処置の末、真知子は命を落としてしまう。院長からの説明にも、陽介は理解ができなかった。
陽介は、院長の胸ぐらをつかみながら怒りをあらわにした。
なんで真知子が死ななければいけなかったのか
検査を産前にあんなにたくさんしていたのになぜ事前に防げなかったのか
病院搬送をもっと早く決断していれば真知子は死なずに済んだんじゃないのか
そんな陽介にずっと黙って聞いていた院長は一言、「力が及ばず申し訳ありませんでした。」と深々と頭を下げた。
陽介は刑事告訴を検討していて、近々この産婦人科を訴えるという。
余談だが、この真知子と陽介は、他の2話や3話にもたびたび登場していた。アオイや望月さんや院長ともとても親しくしている夫婦だった。
更にこの事件が影響し、由比産婦人科の臨月間近の妊婦さんのほとんどが転院してしまう。
今回の産後の死亡事故については、院長に過失があったわけではなかった。
出産前の真知子の検診も順調。産後の問題が生じてからの搬送時間も適切だった。
由比産婦人科にも、搬送先の病院にも過失はないことが改めてわかり、
陽介側の弁護士も勝訴は難しいと判断したのか、最終的には告訴を取り下げた。
その事実を婦長から聞いたアオイは「でも陽介さんは納得できないですよね」と言う。
「変な気おこさないといいけどね。」望月さんが続けた。
ーーーーー
豪雨の中ドラッグストアに入ったアオイはたまたま赤ちゃんを抱っこしている陽介に会った。
アオイは気まずいので隠れるようにしていたが、速攻で陽介にバレる。(この時のアオイ可愛い)
陽介に挨拶してすぐに帰ろうとするが、外に出たとたんに強風でアオイの傘は壊れてしまった。
それを見ていた陽介は、アオイを車で家まで送ることにした。
陽介の運転中、アオイは助手席に置いてある黄色いロープを見つけた。
『変な気おこさないといいけどね』・・・望月さんの言葉が頭をよぎる。
「これはだめ!!!」
アオイは叫びながら黄色のロープを取り上げた。
?が浮かんでいる陽介にアオイは、これで死ぬつもりだったんですよね?と続けた。
「?いや?全然・・・。」と陽介はきょとんとした。
ロープは、赤ちゃんの肌着の部屋干し用に買ったものだった。
「…すいません、変なこと言って。」と気まずそうに謝罪するアオイに、
「心配してくれたんだよね?でも大丈夫だから。ありがとう。
ミルクあげて、おむつ変えて、泣いたらあやして、散歩も行って。あっという間に1日が終わる。死にたくても死ねないよ。」
陽介は静かに言った。
アオイは自分の勘違いであったことを安堵したが、不安がなくなるわけではなかった。
ーーーーー
その夜。
「まーちゃん、俺、やっぱりまーちゃんのところ行くわ。」
陽介の心は、すでにもう限界だった。
陽介は、鉄のような棒に輪っか状にしたタオルを結び、その輪っかに首を通した。
透明なゆりかご4話の見どころ
愛する妻を失って一人ですべてを抱えた陽介がどうやって現実を受け入れ向き合うのか、というところですね。
わたしが陽介だったら普通に自殺未遂くらいしちゃうかもしれませんねえ。
頼れる身内がほとんどいないなかで、最愛の妻を失って、心の整理もつかないまま赤ちゃんの壮絶な育児を一人でこなして、そりゃ心も折れますよね。
心折れるのが普通ですよ。こういう時って立ち直ろうと思わないことですよね。時間が過ぎるしかない。
非常にダークな話なので、辛すぎてちょっと気分が落ちますが最後はうまくまとめてますよ。
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日本の産後の母体死亡率の低さは世界トップクラス。それでも救えない命がある現実
死亡率の低さについてはこのドラマ内で言ってたんですが、これガチなんか?と思って一応調べたらわりとガチっぽいです。
日本て慎重なイメージありますもんね。
これでも、2019年は10万人中30人くらい亡くなっているらしいです。
病院側が手を尽くしても助からない命がある。でも病院の内部事情は親族はわからない。
となったら、陽介のあの怒りはもっともですよね。
でも、院長の立場に立ったら、命を救いたかったのは院長も同じじゃないですか。懸命に全力を尽くした。
でもあんな風に親族から怒鳴られて、裁判するとまでいわれて、、やるせないですよね。
この4話で婦長がよく言っていたことがあるのですが「今、やれることをやる。」という言葉。
一見シンプルですが、ほんとこれに尽きるのかなあって感じがしました。