パスタの麺を茹でるのってちょっと面倒くさくないですか?
茹でている間ちょっと目を離すと、すぐお湯が溢れるのでなかなか目が離せないし。
時間だけで考えるとめちゃくちゃ時間がかかっている、というわけでもないんですが、
溢れないか確認したり、麺の固さを確かめたりなど麺を茹でている間ずっと気にしないといけないのが、結果として時間がかかるように感じてしまう原因でもあるように感じます。
あとは茹で卵もそうだけど、"茹でる"ってだけで時間がかかるイメージがどうも拭えないのもありますね。
- 茹でる待ち時間中目が離せないのが地味にストレス
- でもたまにはパスタ食べたい
- 仕事帰りで疲れたけど我が子や夫になんか作らなきゃいけない…
こういう場合が多いですよね。
ここでは、時短で作れる"水漬けパスタ"の作り方や、メリットデメリットを紹介したいと思います。
勿論すでに実践済みです。普通に美味しいしなかなか良かったですよ。
・パスタを茹でるのが地味に面倒くさい人
・ワーキングママ、仕事や私生活が忙しい人
・パスタを茹でる間にパスタソースや他のおかずを作ったり、一度にいろんな作業をするのが苦手な人(マルチタスクが苦手な人)
・家にコンロが1つしかない人
目次
水漬けパスタとは?
水漬けパスタとは、パスタの麺を一定時間水に漬けて置いておくだけで茹で時間を短縮できる裏ワザです。
普通のパスタは大体10分前後茹でますが、この方法だと茹で時間は1分です。
名前からして不味そうですが、食感はいつものパスタ以上にもちもちになります。
これはちょっと前にテレビ"試してガッテン"でも放送された裏ワザになります。
元々、シェフの方が時短で料理を提供できるように実際に使っていたアイデアでもあるそうです。
シェフがやってたって聞くとなんかちょっと安心しますね。
水漬けパスタのメリット
漬けて置いておくだけ
水に漬けて置いとくだけなのでかなり簡単です。
麺の細さによって漬けおき時間は若干異なります。
漬ける時間
1.4mm→約1時間
1.7mm→約1時間半
1.9mm→約2時間
水に浸ける時間が長くなってしまっても水を必要以上に吸ってしまったり、食感に悪影響がでたりというのはありません。丸一日漬けておいたとしても大丈夫です。
よって時間の違いはあまり気にしなくても良さそうですね。
漬けている時間を気にせず、合間に好きな事ができる
漬けている間は好きな事で時間を潰したり、出かけたりする事ができます。
水漬けパスタは冷凍庫でも保存ができる
浸す麺の量が多すぎてあまってしまった、小分けで使いたいなどの場合は、水を切って冷凍庫で保存ができます。(後述あり)
仕事帰りなど疲れていても楽にパスタが茹でられる
前日の夜や、朝仕事に行く前にパスタを水に漬けて冷蔵庫に置いておくと、仕事から帰ってからかなり楽に茹でる事ができます。
ガス代(電気代)の節約になる
茹で時間が減る分ガス、電気代の節約にもなります。
水漬けパスタのデメリット
最大のデメリットは、今すぐパスタを食べたい場合、じゃあ今から1分で茹でよ〜とは出来ないことです。
ここまで読んだ方はお気づきかもしれませんが、実際、パスタを水に漬けて茹でるまでの時間を全て合わせると1時間半〜最悪2時間以上かかってしまいます(怒らないで)
なので、『あらかじめの下準備として2時間ほど前にセットしておいてから茹でる』というのが前提になります。
このパスタを水に漬ける作業自体は全然手間ではないのと、先程も書いた通り漬けている時間は指定の時間を過ぎて丸1日とかになっても大丈夫です。
漬ける作業だけ朝に済ませておいて、その間に用事を済ませられれば、作業効率はいいはずですよ。
保存方法
パスタは冷蔵庫で3日間保存できるらしいですが、衛生的な事も考えると1日くらいで使うのがいいと思います。3日もおいといたら忙しい人は忘れちゃいそうですし。
1日目は冷蔵庫で、1日以上使わないのなら忘れないうちに水を切って冷凍保存しておくといいですよ。
パスタの水を切ってから冷凍庫で保管できる期間は約1ヶ月です。
※漬け時間が短く芯が残っている場合、茹で時間が結局長くなるので必ずしっかり水を染み込ませてから冷凍庫に保存しましょう
茹でる時は冷凍のまま沸騰したお湯に入れればOKです。
パスタをお湯に入れた時に、沸騰していたお湯の温度が下がるので再度沸騰してから1分ほどカウントしてください。その後は麺を1本味見してみて良さそうだったらお湯を切ります。
実際に作ってみました
業務スーパーで買ったこちらのパスタを使います。太さは1.6mmで若干細めですね。
フライパンに麺が充分浸かるくらいのお水を張ってから麺を入れます。
そのままの長さだとフライパンの直径が足りないので、パスタは半分に折ります。
因みに浄水器や天然水で漬けた方がより美味しく出来上がります。
30分後。
色が白っぽくなってきました。表面がふやけてきていますが、まだまだ固いです。
本当は太さ的に1.5時間くらいで良かったんですが、忘れてしまって結局2時間半程つけました。
中に芯が残っていないのを確認してザルにあけます。
指で2、3本麺をつまんで持ち上げるとしんなりしています。
このままの状態だと、小麦粉感がのこり、麺ももろく食感も悪いので必ず沸騰したお湯に入れる必要があります。
入れた瞬間から、お湯に浸かったところだけいつものパスタの色に変化しています。すごいですね〜。
ちょっと混ぜると完全にいつものパスタになります。パスタを入れてからこうなるまで大体10秒くらいです。
このまま沸騰してから1分程待って、味見してからお湯を切ります。
超時短カルボナーラの完成です。
材料
- パスタ1人前
- パルメザンチーズ適量
- 胡椒少々
- 卵一個
①パスタを茹でている間に卵とパルメザンチーズを混ぜておきます。
②茹で上がったパスタを①と混ぜて胡椒をふって出来上がり。(胡椒のかわりにトリュフ塩をかけても美味しいです)
麺は全然パサつきはありません。
このように麺の見た目がプリっとしていて、なかなかもちもち感もあります。普通に美味しかったです。
パスタを茹でてる間にパスタソースを作るなら無理して時短にする必要ないのでは?
うう…その通りですね。
そもそも日常でパスタを茹でたり作る時間に不満を抱いていないのであれば、無理やり時短にする必要はないのかもしれません。
例えば、仕事で疲れて帰ってきて、子供にご飯を作る、更にコンロは1つしかない、という状況だとします。
コンロが1つしかない場合まず同時進行は無理です。パスタソースを作って、その間にお湯を沸かして、麺を茹でてとなるとかなりの時間を要します。
しかし麺をあらかじめ漬けておく事で、パスタソース作りだけに専念できます。作っている間に湯沸かし機でお湯を沸かしておけば、あとはお湯にパスタをくぐらすだけなのでそれだけでも時短になります。
パスタソースは買ったりあらかじめ作っておければ更に時短ですね。
何より仕事で疲れている人にとっては精神的な負担がだいぶ減るかと思います。
是非試してみてくださいね。