
・歯肉整形って後戻りするの?
・しない方法はある?
以前、歯肉整形をして失敗した記事を書きました。今は施術をしてから1年以上経っています。
まだ見てない方はこちらから
こちらもおすすめ
歯肉整形で後戻りの可能性があるというデメリットは、割と調べた事がある方なら聞いた事あると思います。
・実際施術を受けた私がどうだったか
・後戻りしない方法はあるのか
を書いていきます。
目次
後戻りは、若干ありました。
上記の通り、後戻りはありました。
完全に戻ったわけではありませんが、大体1/2くらいは戻りました。
私の場合は結果が良くなかったので、多少戻って逆によかったんですけどね。
当初、6本の歯を歯肉整形しましたが、今そのうちの前歯4本はダイレクトボンディング(以下ボンディング)で形を整える施術をしています。
現在の歯の写真はこちら↓
両端の2本の歯も、後々様子をみてボンディングを検討していましたが、1年以上たった今だいぶ元どおりになってきたので、やらなくても良さそうです。
この事から、前歯4本に関してもおそらく1〜2年すればボンディングをしなくてもだいぶ後戻りしてたんじゃないかなと思います。
しかし失敗した状態のまま過ごすのは精神的に良くなかったので、やはりボンディングはやって良かったです。
ちょっとそれてすみません。
後戻りはただの自然治癒です
なぜ後戻りするのか。それは単純に体は元に戻ろうとする力が働くからです。
歯肉の下には歯槽骨といって、歯を支える骨があります。
上の画像の歯の下にあるクリーム色の骨が歯槽骨です。
大抵の人は、この骨の上に適切な厚みの歯肉が覆いかぶさって歯を支えています。
その歯肉を無理矢理切除するわけですから、歯肉整形をした分だけ、歯槽骨との距離が近い状態になります。
歯槽骨の位置は変わらないので、またその骨を守るため歯肉は元に戻ろうとします。
これが後戻りの理由です。
ただ後戻りするといっても程度は勿論人によります。
歯肉整形を選ぶ人は20代の若者が多いイメージなので、やはり若ければ治癒力も高いのでそれなりに後戻りも大なり小なりあるのではないでしょうか。
歯肉整形で後戻りしにくい人とは
ですが、中には後戻りしにくい場合がある人もいます。
それは、歯槽骨にたいして覆っている歯肉に余分な厚みがある場合です。
要は、本当に歯肉だけが原因でガミースマイルに見える人です。
ちょっとわかりづらいですかね。
歯槽骨を守る歯肉の厚みは大体決まっています。
その歯肉の厚みが平均よりも余分にある人だと、歯肉整形をしたとしてもまだ十分な歯肉の厚みが残っているわけなので、後戻りしにくい、という事です。
後戻りしないようにする方法は?
後戻りしないようにするには、主にこちらの2点の方法があります。
・歯冠長延長術をする
・セラミックやラミネートベニアと併用する
歯冠長延長術とは
歯冠長延長術は、歯肉だけを焼き切る歯肉整形とは違い、歯肉整形+内側の歯槽骨も切り取り歯茎を下げる治療です。
見た目からしたら歯肉整形とあまり大差ありませんが、一度歯茎をめくり上げ、内側の骨の処置もするため時間や費用がかかります。
その分、骨を含めた施術のため、後戻りの可能性がすくないです。
費用はおよそ30万前後です。
セラミックやラミネートベニア、ダイレクトボンディングを併用する
セラミックやラミネートベニア、ダイレクトボンディングによって後戻りを防ぐ方法があります。
セラミックは歯を一回り削って被せます。
ラミネートベニアは前歯の表面だけを削ってそこにセラミックを貼ります。
ダイレクトボンディングはレジンというプラスチックとセラミックを混ぜたものです。虫歯治療や歯の隙間を埋めるのに使われます。
ラミネートベニア、セラミックは歯1本あたり10万くらい。
ダイレクトボンディングは2〜5万します。
このように、後戻りしない方法は結局金がかかってしまいます。
それでもやっぱり変わりたい!という人はおすすめです
別の記事でも書きましたが、私は失敗はしましたが、結果として後悔はしていません。
違う世界を見れたからです。
やらない後悔より、やって後悔…のほうがしっくりくるかもしれません。
悩んでいても何もかわらない現状から打破できた事は自分にとってプラスでした。
今の状態は、以前より若干ガミースマイルは解消されたかなって感じです。結局ここですよね。以前より現状はよくはなったんですよ。
ただ、やはり口元というだけあって、万が一失敗するとショックがでかいのも事実なので、これから受けようと考える人には色んな情報や事実をちゃんと受け止めた上で治療してほしいなと思います。
1年後、もしかしたら少し戻ってしまうかもしれない、それでも現状を変えたい!って方は施術をしてみるのがいいかもです。
上手くいく場合だって十分にあるわけですからね。
後戻りを含めたデメリットや対策を理解しておこう
実際ワクワクして施術を受けた後に、こんなはずじゃなかった!という事態になってからでは遅いです。
時間も戻ってはきません。
メリットとデメリットをある程度理解すると同時に、デメリットの解決策も想定しておくと、万が一の時にも安心です。
少しでもお役に立てれば嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。